LIFE IS A PEACE OF CAKE

字がうまくなりたい人必見!美しい字を書くための練習法を紹介する。

僕は意外と字がキレイだと言われる。キャラメイク時に母親が字にステータスを全振りしてくれたからだ。おかげで容姿と字のギャップは凄まじいことになっているのだが。
 
だが、怪我の功名、バイトの面接は落ちたことがない。履歴書の字がキレイだという理由で僕は数々の面接を乗り越えてきた。一応難関と言われるスタバの面接も受かったことがある。
 
そんな僕が今回はキレイな字を書くための練習法を紹介する。
 

美しい字を書くための練習法

 
まずキレイな字が書けるようになるためには大きく2つの能力が必要である。
 
1. キレイな字をイメージする力
2. イメージした字を実際に書く力
 
字を書くことは基本的に絵を描くことに似ている。字を書くときのプロセスを解説すると、我々は何か字を書こうとする時、ほぼ無意識的にではあるが、頭の中にその字をイメージする。そしてそのイメージされた字を実際に紙面に書く。
 
つまり、頭の中にキレイな字のイメージが描かれなければ、それを書くことはできない。また、頭の中でキレイな字のイメージができたとしても、イメージ通りの字を書く力がなければそこに書かれるのは不細工な字である。したがって、キレイな字とは「キレイな字をイメージする力」と「それを実際に書く力」が伴って初めてこの世に生み出されるのである。
 
そして、これら2つの能力は次の練習法によって鍛えることができる。
 
1. 正しいペンの持ち方を習得する
2. お手本をひたすらなぞる
3. お手本を模写する
4. 何も見ずにキレイな字をイメージして書く
 

1. 正しいペンの持ち方を習得する

 
まず、字を練習する上で必ず身につけて欲しいのが「正しいペンの持ち方」である。多くの人がこれを非常におろそかにし、我流の持ち方を開発している。我流は己のペンを握るときだけにして欲しい。
 
本当にキレイな字が書けるようになりたいのであれば、正しい持ち方を身につけることは欠かせない。正しい持ち方を身につければ、真っ直ぐ線を引けるようになるし、長時間書いていても疲れにくくなる。ぜひ以下のサイトを参考に正しい持ち方を習得して欲しい。
 
 
最初は慣れない持ち方でミミズのような字しか書けないと思うが、毎日コツコツと練習すれば1か月ほどで慣れるはずだ。字がそれなりにうまい人でも正しい持ち方を身につけていないのであれば、今すぐ矯正すべきだ。見違えるほど字がキレイになる。
 

2. お手本をひたすらなぞる

 
では、ここから具体的な練習法に入る。まずやるべきはひたすらお手本をなぞることだ。お手本は自分の好みの本を選び、それをコピーして練習することをオススメする。お手本をなぞることによって「キレイな字をイメージする力」と「実際に書く力」の基礎体力を鍛えることができる。
 
ここで注意すべきは、ただ漫然となぞってはいけないということだ。各線の長さや、トメ・ハネ・ハライ、全体のバランスを意識する必要がある。そしてお手本の字を頭の中にインプットしていくのだ。このインプットの質と量があなたのイメージ力を決める。
 

3. お手本を模写する

 
そして上記の練習と並行して、お手本を模写することも行う。これは「実際に字を書く力」を鍛えるトレーニングとして効果的である。練習はマス目の入ったノートを必ず使用する。漢字練習帳や方眼ノートがオススメ。お手本はピッタリ真横に置いて練習する。その際、意識すべきはゆっくり、丁寧に、そして忠実にお手本を模写することだ。字が汚い人は基本的に書くのが非常に早い。1つの字を書くのに最低10秒はかけよう。
 
何事も上達するためには絶対量は必要だが、字の上達においては質が非常に重要である。お手本をなぞるのに比べてこのトレーニングは難しい。初めのうちはお手本と自分の字とのギャップに驚くと思う。しかし、このギャップこそあなたの伸び代なのだ。お手本と自分の字をよく見比べて何が違うのかをじっくり観察しよう。このギャップを埋めることであなたの字は確実に上達する。
 

4. 何も見ずにキレイな字をイメージして書く

 
お手本の模写が上達したら、美しい字の基礎は出来上がっている。ここまで来たらお手本を見ずに字を書こう。これまで養った「イメージ力」と「書く技術」をフル稼働し、イメージ通りの字を書くことに挑戦しよう。思った通りの字が書けなかったら上記のトレーニングに戻ろう。トライアンドエラーを繰り返し、あなたの字をブラッシュアップしていくことが美文字への近道である。
 
 

美文字のテクニック

 
最後に美しい字を書く上でのテクニックを例を交えながらいくつか紹介したい。
 

1. 文字の中心を揃える

 
文字の中心を揃えることによって、文全体に統一感が生まれる。こちらは僕が最も尊敬するお方。
 

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左は統一感があって稲葉さんらしく最高にクールだが、右は間抜けでイナバって呼び捨てにしてもいいくらいになんとなくダサい。
 
今回はどちらも同じ文体で書いてしまったが、1字1字はあまりキレイでなくても中心が揃っているだけで文全体は遥かに読みやすくなる。一人一人はブスでも全員が制服を着てたらなんとなく可愛さ3割増しになるだろ?あれと同じだ。
 

2. ひらがな・カタカナは小さく、漢字は大きく書く

 
こちらはあの有名小説の冒頭文から。
 

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怒りにも緩急が大切である。いつもニコニコしている人が本気で怒るとマジで怖いということがこの一文には表れている。字にも同じことが言える。必ずかの邪智暴虐な王に怒りをぶつけるためには、ひらがな・カタカナは小さく抑え、漢字で怒りの全てのエネルギーを解放しなければならない。
 
真面目に解説すると、画数の少ないひらがな・カタカナは余白が大きくなってしまうため、実際のサイズより大きく見えてしまう。したがって、ひらがな・カタカナは漢字より少し小さめに書くと全体的にバランスが良くなる。
 

3. 画数の少ない漢字は小さく、画数の多い漢字は大きめに書く

 
上記の規則は漢字の中でも当てはまる。したがって、画数の少ない漢字は小さく、画数の多い漢字は大きめに書くようにしよう。
 

4. 横線は少し右肩上がりに書く

 

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こちらは僕がB’zの中で最も好きな曲の一つ『夢見が丘』。マニアックで申し訳ない。ウルトラソウルしか知らない人は是非聴いてみてほしい。
 
横線は少し右肩上がりに書くとそれだけで字が引き締まって見える。理由はわからないがとにかくカッコよくなる。人生だって右肩上がりがいい。ちなみに丘の最後の一画のように長い横画の場合は最初は右肩上がりに書いて、後半は水平に書くと締まって見えるようになる。
 

5. 等間隔に書く

 

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最後はやはり美文字の願いを込めてこの字で締めたい。どんなに字形が整っていても線と線の間隔が等しくないとそれだけで不格好になってしまう。どんなに形の良いお◯っぱいでも左右の大きさが違っていたr…これはこれで個性があってけしからんな。だが美文字において美乳の法則は適用されない。等間隔こそ正義なのだ。
 
 
以上、美しい字を書けるようになるための練習方法とテクニックを紹介した。最後の方は少しふざけてしまったが、美文字にはこれらすべてのテクニックが詰め込まれている。ぜひあなたも美文字マスターを目指してくれ。モテるぞ。